メニュー

クラウドサービスとは?便利で快適なクラウドサービスの基礎知識

 2021.10.04  CLOUDIL 【クラウディル】

「クラウドサービス」の導入について検討を始める際、どのようなサービスなのか、その全体像を把握しておきたいという方も多いのではないでしょうか。ここでは、クラウドに関する基礎的知識を紹介して、クラウドサービスのイメージが摑めるように解説します。

クラウドとはなにか?

クラウドサービスとは、クラウド技術を基盤に成り立つサービスです。このため、まずはクラウドを知る必要があります。

クラウドとは、大規模なインフラやネットワークを用いたサービスをインターネット経由で利用できるようにする仕組みをいいます。クラウドが登場する以前は、ユーザー自身がサーバーをはじめとするインフラを整備し、各コンピューターを接続することで社内システム等を運用していましたが、これには多大なイニシャルコストが発生する、管理にリソースを割かれる、災害等に対して脆弱である、といった課題がありました。

一方、クラウドであればサーバーがどこにあるのかといった物理的な問題は基本的に意識する必要がありません。クラウドサービスは、どこにいても、インターネット環境さえあれば同じ条件で利用できます。

なお、一般的に「クラウド」と呼ばれるサービスにも大きく3つのタイプがあります。各サービスに関する詳細は後述しますが、構成要素である「アプリケーション」「プラットフォーム」「インフラストラクチャー」について簡単に整理して理解することが大事です。

まずアプリケーションについて、これは「文書を作成する」「表計算をする」といった具体的な用途を果たすものです。前者であればWord、後者であればExcelなどがその例です。
プラットフォームはアプリケーションを作り出したり、動作させたりするための場として機能するもので、インフラはこれらの土台となる存在です。ネットワークや、サーバーといったクラウドを成立させるための設備などがインフラにあたります。

クラウドサービスのメリット

クラウド上でサービスが提供されることには様々なメリットがあります。
1つは初期費用が安いということです。大きなシステムを導入する場合でも、クラウドサービスであれば比較的初期費用は少なくて済みますし、無料のケースもあります。その代わり、ランニングコストが生じることがありますが、メンテナンス等をベンダーが行ってくれたり、最新のセキュリティ技術が活用できたり、といった恩恵を受けられます。

また、クラウドサービスであればリソースの増減も行いやすいです。その結果、キャパシティ予測も従来ほどシビアに行う必要はなく、柔軟性をもたせられます。

導入や移行の手間がかからず、スピーディである点も大きなメリットです。新たなリソース導入に数週間かかっていたものが、クラウドであれば数分で終わるということも珍しくありません。その他様々な工程が迅速化され、業務の進行が効率化されることで、会社の売上向上や生産性向上といった良い影響を及ぼします。

クラウドサービスのデメリット

クラウドサービスの利用にあたっては、デメリットについても知っておくことが大事です。
例えば、既成のものにアクセスして利用することになるため、カスタマイズには制限がかかりますし、インターネット環境が必須です。インターネットを介して利用するため、セキュリティへの配慮も必要です。サービスそのもののセキュリティ水準が高くても、ユーザーのセキュリティ意識が低いとパスワードやIDなどの情報が漏れてしまうおそれがあるからです。

また、自社でシステムを構築する場合とは違って、サービス停止のリスクも出てきます。ベンダーの都合でサービスが利用できなくなり、システムの移行を余儀なくされる可能性があるのです。システム異常への対応などを任せられる一方で、こうしたベンダー側の動向に左右されるという面もあります。

クラウドサービスの3つの種類

クラウドサービスには「SaaS」「PaaS」「IaaS」の3つの種類がありますので、以下でそれぞれの特徴を説明します。

SaaS

SaaS(Software as a Service)は「サース」と読み、クラウドサービスとしては最も一般的なものといえます。
メールやカレンダーなど、特定の機能を提供します。従来はソフトウェアを自らが所有するコンピューターにインストールして利用していましたが、これをクラウドにアクセスするだけで利用可能にしています。
そのため複数人が同時に利用して、データの共有をしたりする場合に適しています。

PaaS

PaaS(Platform as a Service)は「パース」と読みます。その名の通りプラットフォームを提供するクラウドサービスです。
クラウド上で、各種アプリを動かすための環境を提供します。ベンダーは環境をデータセンターに用意し、ユーザーが独自のサービスを開発することになります。そのため、PaaSを利用する企業は、自社で利用したいアプリを開発するだけでなく、そのアプリを顧客に提供するといったことも可能です。
クラウドサービスとしてPaaSを採用することで、低コストかつ迅速なアプリ開発が実現できます。

IaaS

IaaS(Infrastructure as a Service)は「イアース」もしくは「アイアース」と読みます。基礎となる土台部分をクラウド上で提供するタイプで、主にサーバー機能の提供などが行われています。IaaSの場合、ユーザーがハードのスペックからOSまで自由に選ぶことができ、より柔軟なシステム運用が可能となります。
クラウドを利用しない場合、機材の準備にコストがかかりますし、設置スペースの問題も出てきます。クラウドサービスであれば物理的な問題を解決可能です。

クラウドサービスが使われている事例

クラウドサービスは広く利用されており、そのジャンルも非常に豊富です。
例えばオンラインストレージやグループウェア、勤怠管理システム、ERP、eラーニング、安否確認システム、Web会議からウイルス対策などもすべてクラウドサービスとして利用が可能です。
メールに関しては、個人利用だけでなく、ビジネスでも「Gmail」が利用されています。バックオフィスに関する各種データ管理にもクラウドサービスが採用される例は増えています。バックアップを効率化するサービスが登場するなど多様化しつつあり、様々なビジネスモデルにも適用できます。

今後はさらに発展し、AIを駆使したより高度なサービスの登場も期待されています。

既存のサービスについては、分類別にまとめた比較サイトなどを活用すると探しやすいです。おすすめのクラウドサービスをランキング形式で一覧表示しているものもあります。費用や安全性、操作性などをまとめた比較表を見れば選定もしやすくなるでしょう。

まとめ

クラウドサービスはクラウド上で提供されるサービスの総称で、アプリを提供するSaaSや開発環境を提供するPaaS、土台を提供するIaaSなどがあります。
カスタマイズに関する制約もありますが、クラウドサービスを活用すればコスト管理がしやすい条件で様々な機能を使えるようになります。導入が簡単ですぐに環境を変えられる、常に最新の技術が活用できるため移り変わりの早いIT環境にも対応しやすい、といったメリットもあります。無料で利用できるサービスもありますし、まずは実際に利用して、クラウドサービスに触れてみると良いでしょう。


RECENT POST「コラム」の最新記事


クラウドサービスとは?便利で快適なクラウドサービスの基礎知識