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環境問題に取り組む企業を紹介!環境ビジネスにどう活かす?

 2022.06.29  CLOUDIL 【クラウディル】

環境問題に取り組む企業が増える一方で、自社の企業活動にどう対策を組み込んでいくのがよいのか、検討中の企業も多いのではないでしょうか。そこで本記事では、環境問題に取り組む日本企業の事例や、そのメリットについて紹介します。本記事を参考に、ぜひ環境問題対策を自社の経営活動に取り入れてみましょう。

環境問題に取り組む企業事例

昨今、SDGsやESGなどの観点から環境問題に取り組む企業が増えています。以下では、そうした企業の中から主だった取り組み事例をピックアップして紹介します。

KDDI

大手電気通信事業であるKDDIは「KDDI環境憲章」などを策定し、環境問題へ長年精力的に取り組んできました。実際に同社の通信設備における2017年3月期の電力消費量を、「特別な対策を講じない場合」と比べて41.8%も削減することに成功しています。

同社は現在も、(1)気候変動対策、(2)循環型社会の形成、(3)生物多様性の保全を3つの柱とする第4期環境保全計画「KDDI GREEN PLAN 2030」を推進しています。そこでは例えば「2030年度のKDDI単体 (国内) のCO2排出量を、2019年度比で50%削減」、「撤去通信設備のゼロエミッション (最終処分率1%以下) 維持」、「使用済み携帯電話のリサイクル率99.8%維持」などの野心的な目標が設定されており、環境問題に対するますますの貢献が期待されています。
https://news.kddi.com/kddi/corporate/newsrelease/2021/07/28/5283.html

サントリー

大手飲料メーカーのサントリーは、子どもたちに自然のすばらしさを体感してもらう次世代環境教育「水育(みずいく)」を実施しています。水は生命にとって欠かせない資源であり、飲料メーカーの同社にとっても馴染み深いテーマです。水育では、水や水を育む森の大切さを次世代に伝えるために親子で参加できる「森と水の学校」、児童と先生が取り組める「出張授業」の活動を行っています。

森と水の学校は、「山梨県の白秋・鳥取県の奥大山・熊本県の阿蘇」の3地域で行われている自然体験プログラムです。小学3〜6年生とその保護者を対象に、豊かな自然の中で森と水のすばらしさや大切さを伝えています。

出張授業は全国の小学4・5年生を対象に実施されており、水を育む森の仕組みや、綺麗な水を次世代に引き継ぐために私たちに何ができるか教えています。森と水の学校には2020年までに累計約2万7,000人の親子が、出張授業には2021年までに累計18万名以上もの児童が参加しています。サントリーは環境教育活動が認められて2019年、2020年に文部科学省から表彰(※)を受けました。
https://www.mext.go.jp/content/20200310-mxt_chisui02-000005467_3.pdf#page=1
https://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/mext_00517.html

https://www.suntory.co.jp/company/csr/activity/environment/eco/education/
https://mizuiku.suntory.jp/class/what/

カルビー

大手菓子メーカーのカルビーは、北海道千歳市にある森を「ミナミナの森」と命名してその保全活動を実施しています。森には雨水を蓄えて洪水を緩和したり、水をろ過して綺麗な水にしたりする「水源涵養」という機能を持っています。ミナミナの森の保全活動は、森のそんな大切な機能を守るために実施されているのです。

同社は、北海道林業技師会やボランティアの人々からの協力の下、草刈りや植樹などの活動を行っています。この活動にはときに同社の社長までもが参加しており、その活動の様子はミナミナの森の美しい写真と共にサイトで公開されています。
https://www.calbee.co.jp/diary/archives/185

キッコーマン

しょうゆなどの加工食品で有名なキッコーマンも環境問題へ積極的に取り組む企業の1つです。同社は、工場・オフィス・物流を問わず、全社的に省エネルギー化を掲げ、長期的な計画を綿密に立てながら、二酸化炭素排出量の削減に取り組んでいます。

例えば、同社が国内外に保有する複数の工場の屋根には太陽光パネルが設置され、2020年度には約201MWhもの電力を太陽光エネルギーによって賄うことで、年間のCO2排出量削減に成功しました。また、食品を扱う同社にとっては、「水」も優先的に配慮すべき資源です。そこで同社では、工場の製造工程や洗浄作業などにおける用水使用量の削減や、工場周辺の水環境の保全のために精力的に取り組んでいます。
https://www.kikkoman.com/jp/csr/environment/activity/warming.html
https://www.kikkoman.com/jp/csr/environment/longterm.html

ダイキン

世界的空調機器メーカーのダイキン工業は、森を育てて未来につなげる「"空気をはぐくむ森"プロジェクト」を実施しています。この計画は国内外7地域の森で実施されている保全活動で、地元住民やNGOとの連携のもとで行われています。

保全対象になっている森の中には原生林も含まれており、違法伐採や密猟などが問題になっているところもあります。ダイキンの保全活動はそうした違法行為の取り締まり支援や、地元住民の畜産・農作支援など、多角的に展開されているのが特徴です。

例えば世界自然遺産に登録されている北海道知床半島においては、若木をエゾシカに食べられないように防柵などの対策をしながら植樹を進めたり、現地の森林再生活動に従業員ボランティアを派遣したりしています。
https://www.daikin.co.jp/csr/forests

エシカル・スピリッツ

酒造メーカーであるエシカル・スピリッツは、フードロス問題や環境問題への取り組みを自社ブランドの確立にうまくつなげたベンチャー企業です。

従来、日本酒業界では年間2万トンに及ぶ酒粕の大量廃棄が問題視されていました。そこで同社はこの問題に着眼し、これまで廃棄されてきた酒粕を蒸留することで、クラフトジンやウィスキーをリユース生産する技術を確立しました。

また、2020年にはコロナ禍で大量のビールが廃棄される危機がありました。しかし同社は廃棄予定だった約8万杯のビールをジンに変えて販売しました。このようにエシカル・スピリッツは廃棄素材のリユースに積極的に取り組むことで環境問題に貢献すると共に、自社の商品に「エシカル(ethical:倫理的)」というユニークな付加価値をつけることに成功しています。
https://jp.sake-times.com/think/study/sake_sdgs_ethicalspirits
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000041.000054781.html

Looop

株式会社Looopは、再生可能エネルギーの開発・保守・小売サービスをワンストップで提供しているエネルギー関連企業です。つまり同社の事業自体が環境問題への対策と高いシナジーを持っています。したがって、「自社事業の拡大が、環境問題解決への貢献に直結する」という理想的な事例の1つと言えるでしょう。

同社は「エネルギーフリー社会」を掲げ、再生可能エネルギーの最大普及を通じた環境問題への貢献を目指しています。また2022年4月には「再エネ電力宣言」を新事業方針として発表しました。これは、「再生可能エネルギーによって、日本のエネルギー自給率の向上およびエネルギーコスト低減を目指す」という宣言です。
https://looop.co.jp/info/4155_20220428

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企業が環境問題に取り組むメリット

ここまで紹介したように、現在では多くの企業が積極的に環境問題に取り組んでいます。この理由は、環境問題に取り組むことが昨今、単なる社会貢献という意味以外にも、「自社に具体的なメリットをもたらすもの」になってきているからです。

例えば環境問題に取り組むことは、自社のブランド戦略として有効です。SDGsへの関心が社会的に高まっている中、環境に配慮した事業を行うことは、「環境に優しい企業」として消費者や投資家の心証を良くしたり信用度を高められたりし、売り上げや増資に結び付く可能性があります。また、このように社会的意義の高い活動をすることで従業員が自社に対して誇りを持ち、モチベーションを向上させる効果も期待できるでしょう。

さらに、省エネルギー化を進めることは、コスト削減にもつながります。例えば電力の使用量を削減できれば電気代が、水の使用量を削減できれば水道代が、それぞれ削減されます。また、製造工程における廃棄物を減らせれば、原材料にかかるコストも減らせるでしょう。

このように省エネルギー化は、環境負荷の軽減と共に、企業の生産活動のコスト効率を大きく上げることにもつながるのです。

まとめ

SDGsへの関心が社会的に高まる中、環境問題に取り組む企業は国内外で年々増加しています。環境問題へのアプローチは、植樹などの直接的な方法以外にも、教育活動、省エネルギー化、フードロス対策、再生可能エネルギーの開発・普及など多種多様です。自社の事業が環境問題のどのような分野に関係しやすいかを見極め、自社の特性や強みに合わせた無理のない取り組みをしていくことが大切です。

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