メニュー

中小企業におけるデータドリブンマーケティング 実施ステップも解説

 2021.12.17  CLOUDIL 【クラウディル】

近年、データドリブンマーケティングを経営に取り入れる企業が増え、ますます注目されています。データドリブンマーケティングとはどういうもので、どのような効果があるのでしょうか。

ここでは、概要や実施ステップについて詳しく解説します。

データドリブン マーケティングとは?

データドリブンマーケティングとは、さまざまなデータを活用して分析・検証を行い、マーケティング施策を導き出す手法です。勘や経験といった主観的な考えを取り除き客観的に判断できるので、精度の高い結果が期待できます。

近年、インターネットが普及して、スマートフォンをはじめとするモバイルデバイスを多くのひとが利用するようになりました。必要な情報が必要な時に手に入り、個人が発信できるようになったことで、消費者のニーズ・価値観が多様化し、購買行動は大きく変わり複雑になってきています。

データドリブンの手法を用いてさまざまなデータを活用すれば、消費者・市場の需要や動向を拾い上げ、より的確なマーケティングを行えます。最近ではGoogleアナリティクスをはじめ、だれでも簡単に収集・分析できるツールも社会に浸透してきています。データドリブンマーケティングが注目される背景として、企業が得られるデータが従来と比べ格段に多くなったことも要因のひとつといえます。

データドリブンマーケティングとデータドリブン経営との違い

先に解説したデータドリブンマーケティングに対し、データドリブン経営とは、データドリブンの手法で導いたデータ分析結果を重視して事業方針・戦略を決定する一連のプロセスです。かつては経営者の勘や経験などが戦略の意思決定に重きを置かれることが多くありました。

消費者の購買行動が複雑化している今、経営者の主観的な考え方だけで確実な戦略を立てるのは困難です。データドリブン経営では、客観的視点で経営判断や意思決定をするので、より確実な経営を遂行することが可能です。誤った方向に進み無駄なコストを発生させる確率も低いため、コスト削減の効果も期待できます。

データドリブンマーケティングの導入ステップ【中小企業編】

さまざまなデータを活用して分析・検証を行うデータドリブンマーケティング。多額のコストをかけて大量の広告投下を行うようなかつてのマーケティングでは、資本が潤沢な大企業が有利でした。しかし、IT・インターネットの発達により、少ないリソースでも十分に効果的なマーケティングができるようになりました。

データドリブンマーケティングは企業規模に関わらず実施でき、正しく行えば効果を生み出すことが可能です。ただし、データをただ分析するだけでは思ったような効果は得られません。ここでは、データドリブンマーケティングを導入するステップについて、意識しておくべきポイントを踏まえながら詳しく解説します。

データドリブンマーケティングの目標設定

はじめに、目標設定を行いましょう。

データは膨大で種類も多くあります。きちんと目標を設定せずにはじめると関係のないデータを収集したり、データを扱っていくうちに方向性がぶれたりと、時間とコストの無駄遣いになりかねません。目標が決まれば、達成するために必要な具体的なデータが見えてきます。経営者はもちろん、データ収集・分析を行う現場を含めた組織全体が目標を認識し、共通意識を持って取り組める体制になっていることが重要です。

データの収集

次にデータの収集を行ないます。目標を達成するために必要なデータを幅広く収集し、ひとつに集約・蓄積しましょう。

データ管理ツールを活用するとスムーズに蓄積・整理できます。必要に応じてデータ取得をするためのツール導入や、外部の調査会社の利用を検討しても良いでしょう。売上管理であればPOS、顧客管理であればCRM、Webサイトであればアクセス解析など多種多様に存在するので、取得したいデータに合わせて選びます。定期的に実施する顧客調査・アンケートにおける企業やサービスに対する好感度や顧客満足度、回答者の属性もまた重要なデータです。

データの見える化

データを収集した後は、分析を行う準備として可視化を行います。収集したデータは膨大でさまざまな形式や内容が含まれており、そのままでは利用価値はなく有効活用できません。収集・蓄積したデータを客観的に把握できるように整理・分類しておくことで、加工や分析の効率が向上します。次から次へ蓄積される膨大なデータを手動で行うのは、非効率かつ現実的ではありません。自動的に可視化されるBIツールやDMPを利用することでスムーズに進められます。

データを分析・解析する

見える化し、整理されたデータを分析・解析する段階です。ここでは、設定した目標の達成に向けて組織が抱える課題を見出し、実際のマーケティング施策立案や行動計画策定に役立てます。データドリブンマーケティングにおいて重要なことは、収集したデータを活用して最適なアクションプランを導き出し、実行することです。データの収集・分析がうまくいっても、具体的なアクションプランに落とし込み、実行できなければ意味がありません。この一連の作業を成功させるためにはビジネス・マーケティングのノウハウやスキルも求められるので、データサイエンティストやデータアナリストと呼ばれる専門家が必要です。組織にそういった人材がいない場合は、雇うか自社で育成する必要があります。

アクションプランを策定する

分析して使える状態に加工したデータをもとに、アクションプランを決めていきます。仮説を複数用意し、分析結果や社会・企業の状況などさまざまな側面で考慮しながら、最適な方向性を選びます。データ分析が細かく精度が高いほど、より具体的・確実に意思決定できます。ここで大切なのは、経営規模に合った実現可能なアクションプランを策定することです。誤って適さないアクションプランを選択してしまうと、経営を圧迫するような事態になる可能性があります。

アクションプランを実行する

決定したアクションプランを実行に移します。ここではじめてデータ分析により得られたデータをマーケティングや経営に活用する段階になります。

効果検証を行う

アクションプラン実行後は、効果検証を行います。この一連の流れで一番大切なのは、効果検証を行いさらなる改善へとつなげていくこと。Plan(計画)→ Do(実行)→ Check(評価)→ Act(改善)を繰り返し、次のアクションを生み出していくことがデータドリブンマーケティングを成功させる重要なポイントです。効果は検証を繰り返し行うことで生まれるもので、1回では得られないと考えておいた方が良いでしょう。根気のいる作業で時間やコストもかかるため、経営層や組織の理解や環境をあらかじめ整えておくことが重要です。

まとめ

データドリブンは、データを収集・分析し、さまざまな課題に対して意思決定を行うプロセスです。IT・デジタル化によって複雑になった消費者のニーズや購買行動を把握し、マーケティング戦略を行うにはデータの活用は欠かせないものとなりました。近年ではさまざまなデータを取得しやすくなった背景もあり、データドリブンは大企業だけではなく中小企業にも注目されている手法です。

データドリブンマーケティングに取り組む際は、必ず組織全体で共通認識を持って、予算や人材・時間の準備をしたうえでより確実に実施できるようにしましょう。

年商2億を10億に変えるアクション

RECENT POST「コラム」の最新記事


中小企業におけるデータドリブンマーケティング 実施ステップも解説
メールマガジンのご案内

RECENT POST 最新記事

RANKING人気記事ランキング