クラウド導入のガイドラインとは?政府が推進する内容を解説 | CLOUDIL 【クラウディル】

メニュー

クラウド導入のガイドラインとは?政府が推進する内容を解説

 2021.12.20  CLOUDIL 【クラウディル】

クラウド導入の際にチェックしておきたいガイドラインには、政府によって作成されたクラウド導入・運用・管理について記載されています。

この中では、クラウドの基礎知識からセキュリティリスク、そして情報保護のためのセキュリティ対策についてまで、あらゆることを確認できます。

そこで今回は、クラウド導入ガイドラインの内容やメリットについて解説していきます。

クラウド導入とは?概要と種類について

クラウド導入は、ビジネスにおけるあらゆる課題を解決するために推進されています。

クラウドとは、ネット上に築かれた仮想空間的な基盤のことを示します。従来のビジネスのあり方では、データは原則として自社デバイス内に保管しておくのが主流でしたが、クラウドを業務環境の中に取り入れれば、このデータのやり取りはネット上で可能なものとなります。

つまり仮想空間に必要なデータを保存し、そして必要となるシステムの運用もこのクラウド上で行うことになります。従来の方法では、必要なシステムは端末のストレージ内や自社サーバー内に構築してきました。しかし、クラウド導入を実施すればシステムもネット上に構築され、操作や管理もネット上で可能になります。

クラウドの種類は下記の通りです。

  • SaaS
  • PaaS
  • IaaS

はじめにSaaSはITツール等を、クラウドという仮想空間において運用・管理し、一般的にもなじみ深いオンラインストレージなどもこれに該当します。

PaaSは、アプリケーション開発を実施する場をクラウド上に構築します。続いて3番目のIaaSは、システム運用において必要不可欠な基盤・インフラをクラウドで稼働させるのが特徴です。

クラウド導入のガイドラインとは?

クラウドを取り入れることは、業務効率化やコスト削減、働き方改革、昨今の感染症対策など、あらゆるビジネス課題を解決に導く可能性を持つ施策です。そのためクラウド導入計画を進めていくためには、各種サービス・製品の特徴を理解したうえで慎重に選定を行う必要があります。

そこでチェックしておきたいものに、経済産業省がまとめた「クラウドサービス利用のための情報セキュリティマネジメントガイドライン」があります。一般的には、「クラウド導入ガイドライン」「クラウドガイドライン」と呼ばれるのも特徴です。

これには、クラウドサービスを安心・安全に使っていくためのポイントが、主に中小企業を対象として記載されています。

クラウドサービスはあらゆるビジネスの効率化において利便性を発揮してくれるものですが、導入・運用にあたっては注意を払わなければならないことがさまざまあります。特にセキュリティ面では、決して看過できない課題が散見されます。それらを把握する際に欠かせないのが、このガイドラインになります。

クラウド導入のガイドラインでわかること

今回解説していくガイドラインの内容としては、主に導入・運用・管理について重要なポイントを学ぶことができるのが特徴です。ここからは、ガイドラインで学べることについて、より具体的に解説していきます。

クラウドサービスの構造

ガイドラインの中では、クラウドサービスがどういった構造・仕組みで成り立っているのか要点をチェックすることができます。

SaaSやPaaS、そしてIaaSの3つからクラウドが成り立っていることははじめの項目でも触れてきました。これは3つのタイプがあるというだけの単純な話ではなく、クラウドサービスは、より望ましい表現をすると、この3つの階層で成り立っているのが特徴です。

システムやアプリケーション運用のために必要なインフラを構築するのがIaaSになります。続いてそのアプリケーションの開発を実現していく階層がPaaSです。そして最もなじみ深く、利用のハードルも低いのがSaaSでしょう。この構造がクラウドの基礎知識として重要になります。

どの階層まで提供されるのかは事業者やサービス内容次第で異なるため、新規取り入れや管理のための計画を推進するためには、クラウドというものの構造をしっかりとつかんでおくことが必要不可欠です。

クラウドセキュリティについて

クラウドサービスの利用にあたってセキュリティ意識を高めることは、そもそも現代のビジネス環境において欠かせないでしょう。

クラウドはネット環境を通じて社外からもシステムに容易に入れる一方で、セキュリティの脆弱性が指摘されることも少なくありません。アクセスしやすくなるということは、不正な侵入を試みる第三者からの脅威にもさらされる可能性があるということです。

また、セキュリティ品質については、サービスの事業者に依存するという特徴もあります。そのためサービスを取り入れるにあたって最適な製品を選ぶ際には、セキュリティ品質の高さをより重視するべきといえるのは間違いないでしょう。

情報セキュリティマネジメント

ガイドライン内では、情報セキュリティマネジメントについて重大なポイントを学ぶことができます。

情報セキュリティマネジメントは、情報を安全に保護していくための一連の管理業務のことです。構築されたネットワークの中では、さまざまな情報がやり取りされます。トップシークレットとなるような経営に関する情報から、顧客情報、従業員の勤怠、給与、営業の日報、売上データや在庫数、システムへのアクセス履歴まで、あらゆることが「情報」に該当します。

これらの情報は適切な方法で管理し、第三者に漏洩させたというようなセキュリティ事故を未然に防ぐために徹底することが求められます。この管理にかかわることすべてが、情報セキュリティマネジメントにあたります。

前項でも触れてきましたが、クラウドサービスは、その性質上セキュリティ上の脅威にさらされやすいのが特徴です。そのためには情報セキュリティマネジメントを徹底し、高い利便性と安全性、いずれのことも確実に実現していくことが欠かせないポイントになります。

情報セキュリティガバナンス

実際のところ、単純に重要性を理解しただけでは、情報セキュリティマネジメントを強化することはできません。

情報セキュリティマネジメント徹底にあたっては、組織の中でそれらの業務を効率的に実施できる環境・体制を整えることが欠かせません。

そしてこの体制構築・運用のことを、情報セキュリティガバナンスと呼ぶのが特徴です。このガイドラインにおいては、体制構築の必要性やフレームワークについて学ぶことが可能です。

ネットワークのアクセス制御

ネットワークのアクセス制御の重要性や手法についても詳しく確認できます。ネットワークを通じたアクセスは、許可されたユーザーだけにアクセスを絞る体制を整備することが、クラウドセキュリティでは不可欠になります。

一方でアクセスを許可されたユーザーには、適切な認証を行ってアクセスできるシステムを敷く必要があります。また、公衆ネットワークとの間に何らかのかたちで境界線を設けることが重要と考えられます。

クラウド導入ガイドラインのメリットとは

ここからは、導入ガイドラインを確認することで得られるメリットや恩恵について触れていきます。

社内に専門知識が少なくてもクラウド導入可能

ITに詳しい人材が不足しているせいで、なかなか新システムの取り入れ計画が進まないことが課題となっている事業者も多いでしょう。しかしガイドラインがあれば、専門知識が不足している状態でもクラウドサービスを適切なかたちで取り入れることができます。

とはいえより安心安全なかたちで導入を行うためには、IT導入コンサルなどを依頼することが望ましいですが、ガイドラインを参考にすれば必要な知識を得られるのが確かです。

セキュリティリスクについて学べる

クラウドサービスを新しく取り入れるときは、セキュリティリスクについて知ることが必要不可欠です。それだけクラウドには、あらゆるセキュリティリスクが潜んでいることがわかってくるでしょう。

ガイドラインを参照すれば、そういったリスクと、あわせて情報セキュリティマネジメントについて網羅的に学ぶことが可能です。セキュリティ意識を高めることは、サービス導入だけでなく、現代の情報社会でビジネスを行っていくうえでも特に必要なこととなります。

まとめ

クラウドサービスを取り入れるにあたっては、ガイドラインをチェックしたうえで仕組みや特徴の基礎知識をつけること、セキュリティリスクについて理解することなどが重要となります。

政府が推進する内容が書かれたガイドラインに沿って経営活動を行うことは、社会的責任を果たす役割を担っている企業として、不可欠であることは間違いありません。ガイドラインを理解し、適したかたちでクラウド導入計画を進めていきましょう。

中小事業者困ったときのDX事典

RECENT POST「コラム」の最新記事


クラウド導入のガイドラインとは?政府が推進する内容を解説