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中小企業におけるデータドリブン経営 実施に必要なもの3つ

 2021.12.17  CLOUDIL 【クラウディル】

これから企業の経営を行う方や、現在経営者として活躍している方の中には、データドリブン経営という言葉は聞いたものの、具体的に何をしたらいいのかは全く分からないということがあるのではないでしょうか。

そこでこの記事では、データドリブン経営について解説していきます。この記事を読むことで、データドリブン経営の概要について知り、実施に必要なものを把握することが可能です。データドリブン経営をしたいと考えている中小企業の経営者の方は必見です。

データドリブン経営とは?

データドリブン経営とは経営スタイルのひとつで、データを収集したり分析したりすることで判断していく経営方法です。そもそもデータドリブンとはデータの分析によって問題解決や意思決定を行う方法論を意味していて、こうしたプロセスに基づく経営がデータドリブン経営と呼ばれるようになりました。

過去を振り返ると、日本企業の経営者は経験則やそれに基づいた勘によって意思決定を行っていました。しかし2017年にIBMが行った世界の経営層に対する調査によると、8割の企業がデータに基づいた経営を行なっていることが明らかになったのです。これは経営者がまだ認識していない潜在顧客のニーズを探るためです。このように、データドリブン経営は世界の経営者が採用している有効な経営手法のひとつとされています。

データドリブン経営とデータドリブンマーケティングの違い

データドリブン経営とデータドリブンマーケティングは、主体性が異なっています。そもそも経営とマーケティングでは、何を主体として考えるかが違うのです。

経営は自社が市場の中で成長し、継続することを目的としています。一方マーケティングは、顧客が市場にある様々な企業の中で、自社の商品やサービスを選ぶことを目的としています。長い目で見ると、顧客が自社商品を購入することは自社の存続や成長につながります。すると、マーケティングは経営戦略のひとつだと考えられるでしょう。このように、経営とマーケティングは主体が異なっているのです。

こうした経営とマーケティングの違いを含めて、データドリブンマーケティングについて考えてみましょう。データドリブンマーケティングとはデータに基づいたマーケティング手法のことです。データを利用することで、判断が難しい場面でも根拠を持って選択を選べ、選択ミスを減らせるというメリットがあります。

そのため、ドリブンマーケティングはデータドリブン経営のひとつであり、データに基づいて選択をしていくという点では共通しています。

データドリブンマーケティングについてはこちらの記事もご参考ください。

中小企業におけるデータドリブンマーケティング 実施ステップも解説

データドリブン経営を行うために必ず必要なもの【中小企業編】

では、データドリブン経営を行うにはどのような準備が必要なのでしょうか。中小企業がデータドリブン経営を行うために必ず必要なものは以下の3つです。

  • 社内の情報のデータ化
  • データドリブンツール
  • 全社でデータドリブンの重要性を共有

ここからはそれぞれについて、詳しく解説していきます。

社内の情報のデータ化

まずデータドリブン経営を行うには、社内情報のデータ化が必要です。その理由は、社内情報がデータドリブン経営を成功させるための資材となるからです。

そこで、これまでアナログで管理していたものをデジタル化していきましょう。

例えば、経費書類や紙の資料、申請書、契約書、稟議書などはデータ化が可能です。書類をスキャニングすることで、PDFとして管理できます。PDFにしてからクラウドに保存したり、アクセス可能なフォルダに格納することで、多部署でも共有が可能です。

他にもデータ化すべき情報の例としては、以下のものがあります。

  • 顧客の購入履歴
  • 顧客のアクションや行動
  • 在庫情報
  • 顧客情報

例えば、顧客の購入履歴や顧客のアクション・行動はデータ化すべきです。顧客の購入履歴や行動がデータ化できると、それを元に顧客のアクションを予想してセールスやキャンペーンを実施できます。また在庫情報が共有できると、在庫情報に合わせて仕入れを行ったり、製造数を調整することが可能でしょう。そして、顧客情報を全社で共有できれば、企画やマーケティングに活用できます。

データドリブンツール

また、データドリブンツールを活用することも重要です。データドリブンツールとはデータの収集や分析、数値の可視化を助けるツールのことです。

データドリブンツールには以下のような種類があります。

  • BIツール
  • MAツール
  • SFA
  • CRMツール

中でもデータドリブン経営に役立つのは、BIツールです。

BIツールには以下のような機能があります。

  • レポーティング機能
  • データマイニング機能
  • シミュレーション機能

レポーティング機能とは収集したデータをもとに、レポートを作成してくれる機能です。レポート作成の手間が省けて、数値で理解しやすくなります。

データマイニング機能とは、データをもとに統計学や人工知能を駆使して知見を見出してくれる機能です。データを利用することで、これまで表面化されていなかった法則や知識が手に入ります。

そして、シミュレーション機能はデータを使ってシミュレーションを行う機能です。過去のデータから法則やパターンを見出してシミュレーション結果を教えてくれます。すると、この仮説を元に戦略を練ることができるのです。

データドリブンツールを導入する際は、社内業務に活用できそうなツールを導入しましょう。全社で利用することを考慮して、使いやすさを重視することがポイントです。

全社でデータドリブンの重要性を共有

そして、データドリブンを行うにはデータドリブンの重要性を共有しましょう。社内でデータドリブンの重要性が理解できないと、社内情報のデータ化やデータドリブンツール導入が実行できないかもしれません。

例えば、社内ではデータを他部署に共有することに抵抗があったり、書類を紙ではなくデータで管理することに抵抗したりする人もいるかもしれません。すると情報のデータ化やツールの導入は遅れてしまいます。また、データドリブンについて知らないと、データ移行の時点でトラブルが発生したり、作業工数が増えたりすることもあるかもしれません。

こうした事態を避けるためにも、あらかじめ全社でデータドリブンの重要性について認識しておきましょう。データドリブンのツールは部署によってはコストや工数を削減することが可能なので、こうした魅力やメリットを伝えるといいでしょう。

まとめ

データドリブン経営とは、データを収集したり分析したりすることで判断していく経営方法のことです。これまで日本の経営者は経験や勘に基づいて経営を行うことがありましたが、世界的に見てもデータによって選択を判断するデータドリブン経営は有効な手法だと考えられています。データドリブンに関連してデータドリブンマーケティングという手法がありますが、データドリブン経営とは主体が異なっています。

実際に中小企業がデータドリブン経営を行うには、社内の情報のデータ化やデータドリブンツール、そして全社でデータドリブンの重要性を共有することが大切です。これからデータドリブン経営を取り入れたいという方は、ぜひ参考にしてください。

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