メニュー

情報システム部門の種類と役割を解説

 2022.05.13  CLOUDIL 【クラウディル】

企業の情報システム部門は業務の中身が見えにくく、組織の活動や利益に貢献しているのか疑問を抱く企業経営者は少なくありません。このような疑問を解決するには、企業における情報システム部門の種類や役割を理解するのが一番です。本記事では、情報システム部門の種類や役割について詳しく解説します。

情報システム部門とは?

企業における情報システム部門とは、業務に使用するシステムの開発や運用、保守などを担う部署です。実際の業務内容は多岐に渡ります。例えば、従業員が使用している端末のIDやパスワードの管理から、セキュリティ対策・データのバックアップ・監査ログ管理・障害対策などまで担います。

ビジネスを行ううえで、今やIT担当者は欠かせません。多くの企業がIT技術を導入し業務に活かしているため、適切に管理運用できる専門部署が必要です。

情報システム部門を設けていないと、システム障害が起きたとき個々の従業員自らで対応しなくてはなりません。また、「バックアップを取るのを忘れてデータが消失してしまう」といった事故が発生する恐れもあります。
このような事態を招かぬよう、平時は目立たず、いわば「縁の下の力持ち」として機能しているのが情報システム部門です。人材が限られている中小企業が、効率的に業務を進められるのも情報システム部門のおかげといって過言ではありません。

役割別Salesforce導入のメリット
中小事業者困ったときのDX事典

情報システム部門の種類

情報システムに部門は、基幹システムと情報システムの2つに分類されます。前者は、従業員が日常の業務で使用するシステムを指し、後者は社内SNSやメールなど、コミュニケーションに関するシステムを指します。詳しく見ていきましょう。

基幹システム

基幹システムとは、従業員が日々の業務で使用するシステムを指します。例えば、「顧客情報を一元的に管理する顧客管理システム」や「人事業務に用いる人事管理・評価システム」「経費精算や決算業務に使用する会計システム」などが挙げられます。
これらの基幹システムは、企業活動の核となるシステムであり、万が一トラブルが発生すると組織の利益を損ねる恐れにつながります。例えば、顧客管理システムにトラブルが発生すると、常連顧客からの問い合わせに適切な対応ができず、満足度を低下させてしまうかもしれません。

このような事態を避けるべく、情報システム部門は基幹システムを適切に管理する役割を担います。日ごろから戦略的に対策を練るのはもちろん、トラブルが発生したときは速やかに解決し、改善策も考える必要があります。

情報システム

情報システムとは、社内SNSやメール、グループウェア、チャットツールなど、主にコミュニケーション関連のシステムを指します。情報システム部門は、これらに関連するツールや端末などの管理を行います。

基幹システムと異なる点は、直接的に業務へ関わるシステムではないということです。どちらかといえば、コア業務をサポートするためのシステムと言えるでしょう。
基幹システムのように、トラブル発生で直接的に組織の利益へ影響を及ぼすことはほとんどありません。しかし、情報共有が滞ると、業務効率低下の恐れにつながるため、適切な管理が求められます。

情報システム部門の役割

ここからは、企業の情報システム部門が具体的にどのような役割を担っているのか、詳しく解説します。業務の中身が見えにくい部門ではありますが、役割を知ることで必要性が理解できるでしょう。

IT戦略・システム企画

IT戦略やシステム企画は、情報システム部門が担う役割です。例えば、「今後の事業活動でどのようなITシステムを構築すべきか・どの部門へどういったシステムを提供すべきか」といったことを企画します。

現状における課題や導入目的などを明確にする必要もあります。また、ツールの導入やシステムの構築を外部に依頼する場合には、業者の選定や見積もり依頼なども行います。

基幹システム業務全般

情報システム部門は、業務で使用する基幹システムの構築も行います。システムを構築したあとは、各部門や従業員が問題なく利用できるよう、環境整備も担います。

構築したシステムが使いにくいとなると、業務に支障をきたす恐れがあるため、必要に応じてカスタマイズもしなくてはなりません。障害が発生しないよう細心の注意を払いつつ運用を行い、万が一のトラブル発生時には速やかに対応します。

社内インフラ業務全般

社内ITインフラの構築や運用、保守管理も担います。ITインフラとは、自社サーバー・ネットワーク・データベース・OS・ソフトウェア、そして個々の端末などです。

高機能な顧客管理システムや会計システムなどを導入し、基幹システムを構築してもITインフラが脆弱では業務に支障を来します。例えば、ネットワークに障害が発生すると、顧客管理システムの情報を部門間で共有できなくなる、といったことが起こります。

このような事態を避けるため、情報システム部門がITインフラの適切な運用と保守を行います。ネットワークの安全性をチェックし、従業員がシステムを快適に使用できるよう環境を整えます。

サポート・ヘルプデスク

従業員が業務で問題なくシステムを利用できるよう、サポート業務を行います。企業にはさまざまな従業員が在籍しており、ITスキルや保有資格、経験などはそれぞれ異なるでしょう。中には、システムをうまく使いこなせない従業員もいるため、情報システム部門がサポートします。

また、システムにエラーが発生し、業務を遂行できなくなるといったケースもあるでしょう。このような場合に、サポートできる部門がないと誰に質問してよいのかわからず、業務の進捗に支障が出ます。

このような事態に対応するのが情報システム部門です。ハードウェアやソフトウェア、ネットワークなどに関する、従業員のさまざまな問い合わせ対応やトラブルシューティングを行います。

情報システム部門のこれからの役割

IT化が進む昨今において、企業の情報システム部門も変革が求められています。特に、人材が少ない中小企業においては、情報システム業務をスムーズに回せる環境を整えなくてはなりません。その鍵となるのが、クラウドサービスとDX化です。詳しく見ていきましょう。

クラウドサービス

クラウドサービスの利用により、情報システム部門の負担軽減やリソースの有効活用が実現します。自社の端末にソフトウェアやツールを導入する必要がなく、運用や保守の手間を軽減できるのです。

システムの更新や保守をサービス提供元に代行してもらえるだけでなく、セキュリティ対策も任せられます。定期的にアップデートやパッチの適用をしなくてよくなり、業務量の削減と時間の短縮化が実現していくでしょう。情報システム部門の業務が少なくなれば、その分人材をコア業務に回すことができ、組織の利益拡大にもつながります。加えて適切なクラウドサービスを選択することで、セキュリティレベルも高く保つことが可能です。

DX化

DXとは、デジタルトランスフォーメーションを指し、デジタル技術を用いたビジネスの変革を意味します。DX化を進めることで、業務効率化や生産性の向上が期待でき、組織としての価値を高められます。

「DX=IT化」と考えている方が少なくありませんが、IT化はあくまでDXを実現するための手段にすぎません。組織のIT化やデジタル化を進めることで、DXの早期実現が可能です。
こうしたDX化を見据えて、組織のIT化を具体的に進めるのも、もちろん情報システム部門の役割です。言い換えれば、情報システム部門が積極的にIT化を推進することでこそ、起業全体のDX化を後押しできるのです。

まとめ

情報システム部門には、基幹システムと情報システムの2つがあり、これらを網羅的に管理するのが情報システム部門の役割です。IT技術をビジネスに活かしている企業にとって、情報システム部門は必要不可欠な存在であることを理解しておきましょう。

今後の情報システム部門に求められるのは、クラウドサービスの導入やDX化です。クラウドサービスの積極的な導入により負担軽減や業務効率化を実現でき、組織の利益拡大にもつながります。
組織がDX化できるかどうかの鍵も、情報システム部門が握っていることをしっかりと覚えておきましょう。

営業の現場力を鍛えれば、売上げが伸びる。そして、ビジネスが変わる。

RECENT POST「コラム」の最新記事


情報システム部門の種類と役割を解説