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地球温暖化問題の影響とは?このまま進むと世界はどうなる?

 2022.06.27  CLOUDIL 【クラウディル】

世界的な動きとして地球温暖化問題への対応が急務とされている現代。企業・個人でも、地球温暖化の概要と、個人や企業単位で行える対応を把握し、具体的な行動を起こす必要性が高まっています。地球温暖化問題の正しい知識を身に付け、自分自身の行動を変容させるためのきっかけとして、この記事の内容を参考にしてみてください。

地球温暖化問題とは

「地球温暖化問題」とは読んで字のごとく、個人や企業の活動の影響から、地球の気温が上がることで生じる、さまざまな問題のことを指します。

現代の地球の気温は、過去1400年の中でもっとも高い状態です。100年前の気温と現代を比較しても、0.6℃上がっており、地球温暖化の影響が顕著に見られます。この問題を放置すると、今後さらに気温が上がり、さまざまな問題へ波及する恐れを否めません。

すでに世界各国では、地球温暖化を食い止めるための対策が取られているものの、「温暖化を完璧に回避するのは難しい」と考えられています。そのため、世界各国では温暖化防止策と並行して、「発生している問題と共存していくための準備」も進めている状況です。

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地球温暖化の原因

具体的には、「地球温暖化」は何に起因して発生する問題なのでしょうか。地球温暖化を引き起こす主な原因は、「温室効果ガスの増大」です。温室効果ガスとは、二酸化炭素・メタン・一酸化二窒素など、地球の周囲を取り囲むガスを意味します。

例えば、自動車や飛行機を動かしたり、ゴミを焼却したりする際には、二酸化炭素の発生を避けられません。メタンは、家畜の噯気(げっぷ)や、天然ガスを掘り出したりする際に発生するガスとして大気に放たれます。こうした人間の都合によって過剰に発生する温室効果ガスにより、地球の気候が大きく変化してきています。

ただし、温室効果ガスがまったく発生しない状態でも、地球の気温は最適に保たれません。つまり地球温暖化問題を解決するためには、「人間の活動によって過剰に発生した分」の温室効果ガスを削減する取り組みが必要です。

地球温暖化がこのまま進むとどうなる?

IPCC第5次評価報告書」では、有効な温暖化対策を取らなかった場合、21世紀末における世界の気温の標準値は、20世紀末と比較して、2.6~4.8℃上がる可能性があると示しました。さらに、海面水位の標準値は最大で82cm上がる恐れがあることまで示されており、沿岸部や低地で暮らす人にとって、大きなリスクとなっているのです。

また、より十分な温暖化対策を取らなかった場合、21世紀末の日本の真夏日(最高気温が30℃以上になる日)は、全国で約53日増えると言われています。特に、沖縄県や奄美地方では、気温の標準値が著しく上昇する恐れもあり、四季の変化を感じにくくなるでしょう。

(参照元:http://www.env.go.jp/earth/ondanka/pamph_tekiou/2015/jpnclim_ch2.pdf

地球温暖化による影響

地球温暖化は、人間の暮らしや自然界の生態系に大きな影響を及ぼして、さまざまなリスクをもたらす問題です。以下では、気温や降水量が変化することで発生し得る懸念事項や、私たちの暮らしに直結する影響を紹介します。

水問題

気温上昇により海の氷が溶けると、海面が世界規模で増幅します。沿岸地域を中心として、洪水や浸水などの発生リスクが高まります。

また現在世界中で多くの人が、氷河や雪から生活用水を得ています。したがって、そうした氷・雪が溶けてしまうことで、十分な水を確保できなくなってしまうでしょう。したがって、今までの暮らしを維持できなくなります。

さらに、山岳地域で大量の氷が溶ければ、近隣地域での洪水発生リスクも高まります。山岳地域は、大きな河川の源流にあたることも多いため、広い地域での水不足問題へつながりかねません。

日本における集中豪雨が増えることも、気候の変化による影響が指摘されている問題です。集中豪雨による直接的な被害はもちろん、洪水や土砂崩れなどの二次災害も、すでに各地で起こっています。

気象庁によると、21世紀末頃には、1日あたりの降水量が100mmを超える大雨の発生頻度が、多くの地域で増える見込みです。気象庁は、台風や集中豪雨が発生しやすい時期の降水量の増大も見込んでいます。そのため「夏場の防災対策がより重要になる」と予測されています。

(参照元:https://www.mlit.go.jp/hakusyo/mlit/h17/hakusho/h18/html/H1012c10.html

自然への影響

地球の気候が大きく変化した場合、ホッキョクグマやウミガメをはじめとする、さまざまな生き物が絶滅する恐れも生じます。地球上のあらゆる生き物は、生態系の中に組み込まれているので、特定の生き物が絶滅すれば、生態系が大きく変化し、ほかの生き物にも深刻な影響が波及するでしょう。

植物に関しても同様のことが言えます。現在の地球上の植物は、それぞれ生育に適した気温や降水量のある地域で繁殖し、またそうした環境に適応して生きています。ここに大きな気温・降水量の変化が到来すれば、少なくない種類の植物が絶滅へ向かうでしょう。

また、地球温暖化によって気温が上がることは、特定の地域における乾燥化を引き起こす原因でもあるのです。乾燥化がエスカレートすれば森林火災が拡大し、自然環境が回復できない状態になりかねません。森林火災が発生し、二酸化炭素を吸収する樹木が減少すれば、地球温暖化のさらなる進行に陥ってしまいます。

生活への影響

気温や降水量の変化は、農業にも影響を及ぼします。乾燥地域においては、土壌の水分が減少し、食料を育てられない農地が拡大することで、従来の収穫量を維持できなくなるでしょう。深刻な食料不足が起これば、多くの国で栄養不足による病気が広がることも懸念されます。

日本は、農作物の自給率が非常に低く、ほかの国からの輸入により、食料をまかなっている国です。例えば、パンや麺の材料である小麦と、醤油の材料である大豆は、アメリカやカナダなどから輸入しています。小麦や大豆は、気候の変化の影響を受けやすく、収穫量が減少するリスクのある食料です。輸入元の国で、小麦や大豆の収穫量が減少すれば、日本にも大きな影響が生じるでしょう。

現代では、世界的に人口が増えており、食料需要は高まっています。地球温暖化によって、食料不足が起こった場合、さまざまな食料を輸入できなくなる可能性は否めません。そうなれば、日本人の生活は根本的な打撃を受けると考えられます。

地球温暖化に関する主な取り組み

環境省は、地球温暖化を防止するため、さまざまな取り組みを推進しています。例えば、マイカーから「グリーンスローモビリティ」への切り替えを推進する取り組みです。グリーンスローモビリティとは、時速20km未満で公道を走行できるコンパクトな電動車を意味します。このグリーンスローモビリティの燃料として、太陽光や風力などで発電された電力を使用することで、脱炭素を実現する移動手段となります。

企業の対策では、排出される炭素に価格を付けて、意識改革を促す「カーボンプライシング」を導入しました。カーボンプライシングの一環として、すでに「炭素税」の導入や「国内排出量取引」が行われています。

炭素税とは、「石炭や石油などの化石燃料の使用に対して、炭素の含有量に応じた負担を課す」という環境税です。炭素税を導入することで、温室効果ガスの削減に向けて、努力を行った企業が得するメリットがあります。

個人の対策では、製造過程中や焼却処分時に、二酸化炭素を排出するプラスチックのレジ袋を有料化し、エコバッグの利用を促す施策が導入されました。レジ袋を有料化することで、脱プラスチックを意識する消費者が増え、地球環境に配慮した行動を自然に取れる状況が整備されつつあります。

まとめ

地球温暖化とは、企業や個人の活動の影響を受けて、地球の気温が上がる問題です。地球温暖化がこのまま進むと、さまざまな生き物が絶滅したり、自然災害の発生リスクが高まったりするリスクもあります。また、地球温暖化によって、食料不足が起こると、個人の生活に影響する可能性も否定できません。

地球温暖化を食い止めるためには、個人・企業が意識的に行動を変えて、温室効果ガスの削減に努めることが必要です。子どもや孫の世代まで、豊かな自然環境と安心して生活可能な社会を引き継ぐためにも、現代の自分にできる対策を今一度見直してみましょう。

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