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【中小企業必見!2021年度】テレワーク導入で利用できる助成金・補助金とは?

 2021.11.15  CLOUDIL 【クラウディル】

国や自治体が支援する助成金・補助金の中には、中小企業のテレワーク環境構築に活用できるものも多くあります。本記事では、中小企業がテレワーク導入のために活用できる主な助成金・補助金をご紹介します。自社へのテレワーク導入をお考えの際は、ぜひ参考にしてください。

テレワークで利用できる助成金・補助金とは

職場に出社せず、自宅やカフェなど職場から離れた場所で働くことを「テレワーク」と呼びます。企業がテレワーク可能な環境を整備するためには、まとまった予算が必要となることは否めません。

パソコンやスマートフォンといった業務用端末の購入をはじめ、勤怠管理やチャットなどコミュニケーションを行うためのシステムも必要です。そのほか、テレワーク中の従業員が利用する、セキュアで一定以上の品質を備えた通信環境の確保も求められるでしょう。

自社で用意できる予算だけで、テレワーク環境を整えるのは決して簡単ではありません。これらコストの負担軽減には、国や自治体が支援する助成金・補助金が役立ちます。助成金・補助金制度にはそれぞれ適用条件があるため、自社でどんな制度を利用できるか把握しておきたいところです。

助成金と補助金の違い

助成金と補助金はいずれも、所定の条件を満たした場合に国や地方公共団体から支給されるお金であり、原則として返済義務はありません。このように共通点が多いため、利用する企業側から見ると、その違いはわかりづらいのではないでしょうか。

両者の最も大きな違いは、利用するハードルの高さにあります。まず助成金に関しては、利用上の要件こそあるものの、それさえ満たしていれば支給される可能性が高い点が特徴です。ただし、申請書類や添付書類に不備があれば当然、不支給の判断が下されてしまうので注意しましょう。

一方で補助金に関しては、国や地方公共団体の政策にとって有効か否かの審査が行われます。さらに、予算や採択件数に上限があることから、申請しても必ずしも受給できるとは限りません。たいていの場合、採択件数に対して応募件数のほうが多くなるため、支給のハードルは高くなります。その分、支給額で見てみると、助成金より補助金のほうが高くなる傾向です。そのため、受給さえできれば助成金より大きな事業の助けとなります。

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中小企業が利用できるテレワーク助成金・補助金とは?

では、中小企業がテレワーク環境整備のために使える助成金・補助金には、一体どのような種類があるのでしょうか。以下では、中小企業向けの主な助成金・補助金制度をいくつかご紹介します。

働き方改革推進支援助成金

働き方改革を推進する中小企業を対象とした助成金です。取り組む施策の種類ごとに、以下に挙げるコースが用意されています。

■労働時間短縮・年休促進支援コース
生産性の向上によって、労働時間削減や有休取得促進を目指す中小企業を助成するコースです。指定された上限以下に労働時間を短縮したり、従業員が有給を取得したりしやすい環境を整えることを目指し、対策を実施する必要があります。

本コースでは、目標の達成状況により上限50万円~100万円の助成金が受給可能です。さらに、従業員の賃金アップを成果目標に加えることで、最大240万円まで助成額をアップできます。
(参照元:https://www.mhlw.go.jp/content/000764163.pdf

■勤務間インターバル導入コース
勤務間インターバル制度を導入し、従業員の過重労働防止と健康維持に努める中小企業を助成するコースです。勤務間インターバル制度とは、勤務終了後から次の勤務までに一定以上の休息時間を設けることで、従業員の生活時間や睡眠時間を確保する取り決めを指します。

本コースでは、目標の達成状況により上限40万円~100万円の助成金を受給できます。また、労働時間短縮・年休促進支援コースと同様に、賃金アップを成果目標に加えることで助成金の加算も可能です。
(参照元:https://www.mhlw.go.jp/content/000764175.pdf

■労働時間適正管理推進コース
生産性の向上により、労務・労働時間の適正化を目指す中小企業を助成するコースです。目標の達成状況によって、上限50万円までの助成を受けられます。また、上記コースと同様に、賃金アップを成果目標に加えることで助成金の加算も可能です。
(参照元:https://www.mhlw.go.jp/content/000764194.pdf

■団体推進コース
事業主団体などによる、傘下企業の時間外労働削減・賃金引上に向けた取り組みを助成するコースです。取り組みに要した費用に応じて、上限500万円まで助成されます。なお、県単位以上の団体では、上限1,000万円まで助成金を受けることが可能です。
(参照元:https://www.mhlw.go.jp/content/11200000/000770884.pdf

IT導入補助金2021

業務効率の向上を目的として、ITツールを導入した中小企業・個人事業者を支援するための補助金です。要件に従って最大450万円の補助金が受給可能です。なお、テレワーク用クラウド対応のITツール導入を対象とした「D類型(テレワーク対応類型)」では、最大150万円の補助が受けられます。
(参照元:https://www.it-hojo.jp/first-one/

令和3年度人材確保等支援助成金テレワークコース

一定以上の品質を備えたテレワーク環境を導入し、雇用環境改善・人材確保に努める中小企業を対象とした助成金です。以下2種類の助成が用意されています。

■機器等導入助成
テレワーク用の機器を導入する費用として、最大100万円の助成が受けられます。

■目標達成助成
テレワーク環境を整備したうえで、離職率を一定以下に抑えた場合に、最大100万円の助成が受けられます。

本制度では上記2種類の助成を組み合わせることで、最大200万円(100万円+100万円)の助成金が受給可能です。
(参照元:https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/telework_zyosei_R3.html

地域ごとに用意されている助成金も

助成金の中には、特定の地域にある企業を対象としたものもあります。地域が限られてしまうものの、こうした助成金についても自社が対象であれば活用したいところです。以下、該当する助成金を3つご紹介します。

東京都|テレワーク促進助成金

都内に本社もしくは事業所を設置し、テレワーク環境の整備・定着を目指す中小企業向けの助成金制度です。テレワーク用の機器やソフトウェアなどの費用として、最大250万円の助成を受けられます。
(参照元:https://www.shigotozaidan.or.jp/koyo-kankyo/joseikin/03-telesoku.html

金沢市|中小企業テレワーク導入支援助成金

石川県金沢市内に本社があり、テレワーク導入を行った中小企業が対象となる助成金制度です。パソコン・タブレット・スマートフォンといったテレワーク用機器の購入費用の3/10(限度額20万円)の助成が受けられます。
(参照元:https://kanazawa-hataraku.jp/employer/telwork/

栃木県|とちぎテレワーク環境整備導入支援補助金

栃木県内に事業所があり、テレワーク環境の整備を目指す中小企業を対象とした補助金制度です。厚生労働省の「人材確保等支援助成金(テレワークコース)」の支給を受けていることが条件で、その上乗せとして最大50万円の補助金が支給されます。
(参照元:https://www.pref.tochigi.lg.jp/f06/r3tochigiteleworkhojokin.html

テレワーク導入で必要なコスト

テレワークを導入するためには、以下に挙げる情報通信機器やツールなどのコストがかかります。

■デバイス
パソコン・スマートフォン・タブレットなど

■周辺機器
プリンター・ヘッドセット(ウェブ会議用)など

■インターネット環境
ブロードバンド回線・Wi-Fiルーターなど

■ITシステム
勤怠管理システム・Web会議システム・チャットツールなど

たとえば、パソコンやスマートフォンは従業員個人で所有していることが多いですが、セキュリティ上、そうした私用端末を業務で利用するのは好ましくありません。何がしかの問題が発生したとき、業務利用しているものか否かの区分けも困難です。そのため、企業側で端末を用意して、従業員に適宜支給することが推奨されます。

また、Web会議システムやチャットツールは無料版も提供されていますが、企業で利用する場合、機能性やセキュリティ性を考慮すると有料版のほうが無難です。無料版だと機能や利用人数などに制限がかかるため、自社での利用に堪えない可能性があります。

企業にとって、これらすべてを確保するコストは決して少なくありません。助成金・補助金制度を有効活用し、費用負担をできるだけ軽減することがおすすめです。

まとめ

中小企業がテレワークを導入するためには、テレワーク用の機器やITシステム導入等で、まとまったコストが必要です。自社で確保できる予算だけで、これらコストを賄うのは難しいという企業も少なくないでしょう。一方、助成金・補助金の中には、これらの負担軽減に役立つものもあります。テレワーク導入を控える中小企業は、積極的に助成金・補助金の利用を検討するとよいでしょう。

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