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ビジネス創出とは?事業化に重要な手法とプロセス

 2022.04.18  CLOUDIL 【クラウディル】

起業を考えているものの、自分に何ができるのか、何をしたらいいのか全くアイデアが浮かばず悩んでいる方も少なくないでしょう。そこで、本記事では起業を目指している方に向けて、新規事業やビジネス創出に役立つフレームワークを紹介します。

ビジネス創出とは?

ビジネス創出とは新しいビジネスを生み出すことです。今までになかったような新しいビジネスを創出できれば、市場で優位に立って独占的に利益を得ることも難しくはないでしょう。
IT技術が発達した現代では、スマートフォンの普及でインターネットを手軽に使えるようになりました。家電や自動車など身の回りのさまざまな製品もインターネットに接続され始め、ネット上には多種多様な情報が集まるようになり、そこから今までは想像もできなかったようなビジネスが次々と生まれ続けています。ビジネス創出のアイデアが思い浮かばないからといって、そこであきらめる必要はありません。アイデアを生み出すには次に紹介するフレームワークが役に立ちます。フレームワークをうまく活用してチャンスをつかみましょう。

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ビジネス創出に役立つフレームワーク8選

ただ、ばくぜんと新規ビジネスのアイデアがないか考えていても、なかなか思いつくものではありません。そこでおすすめしたいのがアイデア創出に役立つフレームワークの活用です。それぞれに特徴がありますので、自分の目的に合ったフレームワークを試してみるとよいでしょう。

6W2H

物を見る視点を絞り、型に当てはめてアイデア出しや思考整理を行う有名なフレームワークです。6Wとは、「What(何を) 」「Who(誰が) 」「Whom(誰に) 」「Why(なぜ) 」「When(いつ) 」「Where(どこで) 」、2Hは「How(どのように) 」「How much(いくら) 」の頭文字を取ったものです。
例えばレストランなら、「何(What)を提供するのか」「誰が(Who)ターゲットなのか」「いつ(When)から提供を開始するのか」「いくらで(How much)で販売するのか」というふうに思考を広げていくやり方です。ぼんやりとビジネスのアイデアが思い浮かんでいるときに6W2Hを活用すれば、思考を整理しながら具体的なビジネスのプランが見えてくるでしょう。

マンダラート

タテ3マス、ヨコ3マスの9マスが並んだ表の中央のマスにテーマを書き込み、テーマから連想したキーワードで残りの8マスすべてを埋めて発想を広げていく方法です。頭の中で考えていることを可視化するのに役立つフレームワークです。
さらに、周りの8マスに書き込んだ言葉を新たな表の中央に置き、同じように周囲のマスを埋めます。これを繰り返して発想を広げる手法です。

オズボーンのチェックリスト

「転用」「応用」「変更」「拡大」「縮小」「代用」「再利用」「逆転」「結合」の9つのチェックリストに従ってアイデアを出していくフレームワークで、「ブレインストーミング」で知られるアレックス・オズボーンが提唱した方法です。
すでにビジネスの着想はあり、そこからアイデアを発展させたいときに役立つ手法で、チェックリストに答える形でアイデアを広げていきます。
開発したい商品は決まっているものの、すでに似たようなものが市場に出回っている、といったケースでもこのフレームワークが使えます。「ほかの用途に転用したら」「小さくしたら」「反対にしてみたら」と考えることで、オリジナルの商品アイデアが思いつくかもしれません。

SCAMPER法

オズボーンのチェックリストを発展させたフレームワークで、「Substitute(代用)」「Combine(組み合わせ)」「Adapt(適応)」「Modify(修正)」「Put to other uses(別用途)」「Eliminate(省略)」「Rearrange(再調整)」の7要素からなるチェックリストを照らし合わせてアイデアを導き出します。
オズボーンのチェックリストが使いにくいと感じたのなら、シンプルに改良されたこちらのフレームワークがおすすめです。実際にアイデアを出すときは、まず7要素を紙に書き出し、それぞれの要素ごとに思いつくキーワードを書き込んでいきましょう。

KJ法

抽出したアイデアをグルーピングしていく発想法で、日本の著名な文化人類学者・川喜多二郎氏の著書で紹介されたものです。
アイデアをいくつか出していると、似ているもの、ほとんど同じもの、何かしら関連性があるものなどが出てきます。これらを整理することで、新たなアイデアの創出や課題の抽出につなげます。
たくさんのアイデアを可視化してロジカルにまとめられるKJ法はブレインストーミングと相性がよく、ブレインストーミングで出したアイデアを使って、KJ法でさらに発展させていくという活用の仕方もおすすめです。

アンチプロブレム

発想を逆転させてアイデアをひねり出す手法です。たとえば、「行列ができる人気の飲食店」がテーマの場合、あえて「行列ができずお客様がまったく来ない飲食店」と逆のテーマで考えるのです。このテーマからは「店内が汚い」「店員の対応が悪い」「メニューが少ない」などのキーワードが抽出できるでしょう。そのキーワードからさらに「店内が清潔で店員の対応がよくメニューも豊富」な飲食店なら成功できると推測していく方法です。

シックスハット法

「客観的」「直感的」「肯定的」「否定的」「革新的」「俯瞰的」の6視点を帽子になぞらえて、その一つをかぶったつもりになってテーマを分析するフレームワークです。強制的に違う視点に立ちテーマを分析することで、多角的にアイデアを生み出すことがこの手法の狙いで、「ラテラルシンキング」「水平思考」をうながすことができます。
たとえば、「和食とフレンチを組み合わせた飲食店」がテーマとするなら、競合他店の数やエリアの需要などのデータを抽出し客観的に分析した意見、好き嫌いなどを軸にした直感的な意見、うまくいきそうといった肯定的意見、1年以内に閉店するだろうといった否定的な意見も出していきます。複数で行うことの多い手法ですが、1人でも可能です。

ブレインストーミング

複数のメンバーが集まってアイデア出しをするときによく使われる代表的なフレームワークです。1つのテーマを決めて自由にアイデアを出し合っていきます。
このとき、ほかの人が出したアイデアを否定したり、批判したりしないことが重要です。自由に意見を出し合うからこそ、斬新なアイデアも生まれやすいのです。また、ブレインストーミングでは最初から優れたアイデアを出そうとせず、とにかくたくさん発想することが大切です。

ビジネス創出の上で重要な単語

ビジネス創出に深い関心をお持ちの方なら「DX化」や「SDGs」といったキーワードを耳にしたことがあるのではないでしょうか。この2つはビジネス創出と非常に関係が深い事柄です。ここでDX化とSDGsについて理解を深めておきましょう。

DX化

DX(デジタルトランスフォーメーション)とは、ITやデジタル技術を浸透させて変革を起こすことを意味しています。IT化と混同されやすい概念ですが、ITの導入はあくまでDX化の手段の一つにすぎず、IT機器導入やデジタル技術を生かして革新的な商品やサービスを生み出す取り組みがDXといえます。DX化を進めることで、これまで存在しなかった新しい商品やサービスの着想を得るかもしれません。

SDGs

SDGは「Sustainable Development Goals」の略で、「持続可能な開発目標」と訳されています。持続可能でよりよい世界の構築を2030年までに実現するための国際目標として、2015年9月の国連サミットで採択されました。SDGsには17の目標が設定されており、その目標の1つに「産業と技術革新の基礎をつくろう」という項目も盛り込まれています。
特に科学技術のイノベーションはSDGs達成に向けた「切り札」として欠かせないものだと考えられています。SDGsを大きな目標に置くことで、イノベーションの促進や、そこからの新規ビジネス創出にもつながると考えられます。

まとめ

新規ビジネスのアイデアを考えつくことは一見難しそうに思えますが、フレームワークを活用して発想を広げれば、新たなビジネスモデルやサービスを思いつける可能性が上がります。ゼロからアイデアを出すのではなく、すでにあるビジネスをフレームワークにあてはめて考えるのも有効な方法です。少し視点を変えるだけで発想が広がり、斬新なアイデアが生まれるかもしれません。紹介したフレームワークの中から、使いやすそうなものを選んで実践してみましょう。

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