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クラウド導入とは?メリットや導入事例も解説

 2021.12.20  CLOUDIL 【クラウディル】

クラウドを利用したシステムや業務環境は、多くの企業に浸透しはじめています。
これまで自社のサーバーで管理していたデータやシステムをクラウド化することは、業務改善や作業の効率化といったさまざまなメリットにつながるでしょう。

しかし、クラウドの特徴や注意点について理解していなければ、スムーズに自社の業務環境を変えることは難しいのです。

そこでこちらでは、企業におけるクラウド導入のメリットと、移行が進んでいる社会的な背景について解説します。

クラウド導入とは?クラウド化の種類について

クラウド導入とは、企業の基盤システムやデータ管理をインターネットから接続する「クラウド」で行う環境作りを意味します。

従来の自社で全てのシステムやデータを管理していた環境と違い、クラウドに任せることで柔軟な対応が可能となるのが特徴です。

総務省が公開している令和2年版の情報通信白書における「企業におけるクラウドサービスの利用動向」によると、クラウドサービスを利用している企業の割合は既に約6割にものぼります。(2019年の結果)

クラウドサービスの導入によって「効果があった」と回答している企業は51.9%、「非常に効果があった」と回答している企業は33.6%にもなり、全体で85.5%の企業がクラウドによる恩恵を実感しているのです。

今後もクラウドサービスの技術発展は続いていくと予想されるため、導入を検討する企業は増加していくでしょう。

現在クラウドには、「SaaS」「PaaS」「IaaS」といった3つの種類があります。
それぞれの種類には以下のような特徴があり、企業は各クラウドの違いを把握した上で導入を検討すべきとなっているのです。

SaaS

SaaSとは、ソフトやアプリをインターネット経由で提供するサービスの総称です。
クラウド上で全てのシステムを動作させるのが特徴です。

PaaS

PaaSとは、システムやアプリなどの開発環境をクラウド上で提供するシステムです。自社アプリの開発などを実行する際には、PaaSの環境を使うことが検討されます。

IaaS

IaaSは、サーバーやストレージなどのハードおよびインフラ機能をクラウドで利用できるシステムです。
コンピュータシステムを動かす基盤(CPU、メモリ、ストレージなど)を構築できるので、必要に応じて柔軟に機能をカスタマイズできます。

企業がクラウド化に続々移行する理由

先述した通り、近年は多くの企業がクラウド化への移行を行い、その効果を実感しています。
企業がクラウド化を進めることにはいくつかの理由があり、例えば以下のようなケースが考えられるでしょう。

  • 事業に使う情報のセキュリティを高め、安全に仕事ができる環境を整備するため
  • 新型コロナウィルスなどの影響で非接触による業務が推奨されるなか、テレワークへの対応を進めるため
  • 自社サーバーで取り扱っていたシステムをクラウドで共有し、業務効率化を図るため
  • 膨大なデータをクラウドで一元管理し、検索や修正をしやすくするため
  • 専門的な知識を持つ人材がいなくても、業務改善や効率化を実現するため

上記のような理由が、企業のクラウド化を進めるきっかけになっています。
自社にとって魅力となる理由がないか確認して、この機会にクラウド化に着手してみることもおすすめです。

クラウド導入のメリット

クラウド環境の導入は、企業にとって具体的なメリットを得ることにつながります。
どのようなメリットがあるのかを把握することで、計画的にクラウド化を進めることができるでしょう。
以下からは、企業におけるクラウド導入の具体的なメリットについて解説します。

初期コストを削減可能

クラウド環境の導入は、システム構築などの初期コストを削減できるというメリットがあります。
従来のように自社でサーバーを用意する「オンプレミス型」のスタイルでは、準備に多大なコストと時間がかかっていました。
初期コストが高額になりやすかったため、満足のいく環境を構築できなかったり、予算オーバーで事業の負担が増大したりといったこともあったのです。

その点、クラウドは自前でサーバーや専用機器を揃えなくても問題なく、ネットワーク環境さえあればすぐにでも利用を開始できます。
メンテナンス費用などのランニングコストもかからないため、トータルコストも安くなる点がメリットです。

セキュリティ水準を担保できる

クラウドの導入は、自社のデータやシステムを安全なセキュリティ水準で守れるというメリットもあります。
自社のサーバーで全てのデータを管理する場合には、セキュリティの専門家を配置したり、定期的な更新で脆弱性への対処を行ったりといった手間がかかるでしょう。

一方で、クラウドサービスにデータやシステムを預ければ、セキュリティに関する対応をプロに任せることができます。
セキュリティリスクを低減してある程度担保できるので、実は自社で情報を取り扱うよりも安全性を高めることができるのです。

そのほか、災害時などに自社サーバーにトラブルが起きても、クラウドに環境が構築されていれば問題なく業務を続けることができます。
データの破損・紛失などのリスクも下がるため、クラウド化は結果的に自社の大切な情報を守ることにつながるでしょう。

テレワークに柔軟に対応できる

クラウド化への移行は、テレワークなど新しい働き方への柔軟な対応にもつながります。
作業に必要な環境やデータをクラウドで管理できていれば、社外からでも簡単にアクセス可能です。
自宅やワークスペースなどにいながら会社にいる状態と変わらない形で業務ができるので、場所を選ばずにこれまで通りの仕事を進めることができます。

テレワークは出退勤時間の削減や満員電車での移動によるストレスの軽減など、社員にとっても多くのメリットがあります。
社員のモチベーションを高める結果にもつながるので、テレワークによる業務が可能な業種の場合にはクラウド化の推進がおすすめです。

容量追加の際に自社でサーバー拡張する必要がない

クラウドを利用する場合、将来的にデータ容量の追加が必要になっても自社でサーバーを拡張する必要がありません。
自社環境を利用したオンプレミス型の場合、サーバーの拡張には費用や工数が必要になり、大きなコストが発生します。

しかし、クラウドサービスであれば、容量に応じたプランに変更するだけで、簡単に必要な規模を構築できるのです。

プラン変更には時間もかからないため、すぐに業務を再開することができます。
将来的にさまざまな事業をはじめる予定の企業や、取り扱うデータの容量が大きくなりやすい業種の場合には、クラウドによるメリットが実感しやすいでしょう。

クラウド導入の注意点

クラウドの導入には上記のようなさまざまなメリットがありますが、その一方でいくつか注意点もあります。

例えばクラウドはサービスの提供側が用意した環境を利用する必要があるため、カスタマイズ性が低いのがデメリットです。
特別な機能などを導入したい場合には、クラウド環境では実現できないケースも考えられるでしょう。

また、クラウド環境は既存のソフトウェアと相性が悪かったり互換性がなかったりすると、スムーズな移行が難しくなる可能性があります。
全ての環境を新しくクラウド化してしまうと、これまでと違った業務スタイルやシステムの使い方を覚えなければならないため、慣れるまで業務の効率が低下する可能性もあるでしょう。

そのほか、クラウドサービスを使う場合はベンダー側のセキュリティ環境に依存せざるを得ないため、不誠実な対応をするサービスと契約をすると逆にセキュリティリスクが高まることがあります。

クラウドサービスを選ぶときには、高度なセキュリティシステムを導入していたり、万が一の補償制度を設定していたりするベンダーを優先するのがおすすめです。

クラウドサービスの欠点のひとつに、ネットワーク障害に弱いという点も挙げられます。

インターネットを経由してシステムとアクセスするスタイルである以上、ネットワークに問題が発生すれば全ての業務がストップしてしまうでしょう。

また、万が一契約しているクラウドサービスが業務を終了してしまえば、これまで使っていたクラウド環境を利用し続けることができなくなります。

クラウドを導入する際には、サービスの提供もとの企業の実績やサービスの充実度をチェックし、ネットワークの安全性や業務の継続性に信頼がおけることを確認しておきましょう。

まとめ

クラウドの導入は、多くの企業にメリットを与えます。
自社内で全てのシステムを管理している場合には、この機会にクラウド化を検討してみることがおすすめです。

クラウド導入を行う際には、その特徴ならではの注意点も把握する必要があります。クラウドシステムの魅力を存分に利用できるように、メリットと同時に注意点もきちんと確認しておきましょう。

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