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マーケティングテクノロジーとは? 役立つツールやプラットフォーム

 2022.05.23  CLOUDIL 【クラウディル】

企業が事業を促進し、収益を最大化するために必要になるのがマーケティングです。あらゆる顧客接点に対して、自社にとって最適なターゲットに適切なタイミングでアプローチするマーケティングテクノロジーの活用は必須です。そこで、本記事では主なツールの紹介や活用方法について解説します。

マーケティングテクノロジーとは

マーケティングテクノロジーとは、マーケティング活動で活用するあらゆるツールやソリューションを指し、さらに事業で実施するマーケティング活動の各プロセスやフェーズによって具体的に分類されます。またツールとしては、「広報・宣伝」「コンテンツ・コミュニケーション」「ソーシャルメディア」「Eコマース・セールス」「データ・アナリティクス」「戦略・マネージメント」に分類され、それぞれ実現できる内容が異なります。

2020年にアメリカで開催されたThe MarTech Conference East 2020では、マーケティングテクノロジー企業が8000社以上存在していると報告されていることからも、マーケティングテクノロジーの重要性が窺えます。つまり、企業は自社で実現したい目標を明確にし、8000種類以上あるソリューションの中から最適なツールを選択しなければなりません。

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マーケティングに役立つ主なツールの種類

「見込み客の集客・育成、商談成立から獲得、顧客の管理、既存顧客とのコミュニケーション」といった一連のプロセスを最適化するためには、それぞれに適したツールを導入し、複数のソリューションを横断したアクションが求められます。ここではマーケティング活動をサポートし、効果を最大化してくれるマーケティングテクノロジーツールの種類を紹介します。

MA(マーケティングオートメーション)

MAとはマーケティングオートメーションの略称で、マーケティング活動の自動化や効率化を実現するツールです。「新規の見込み客の獲得から育成」「優良見込み客へのアプローチ」などが効率的に実施できるのが特徴です。
また、MAツールには顧客との直接的な接点となる「ランディングページ」の作成や、セミナー・ホワイトペーパーなどの問い合わせフォームを作成する機能もあります。フォームで入力した情報を一元管理・分析をすることで業務効率の向上やコストの最適化、生産性向上などの効果まで期待できるため、多くの企業で導入が進んでいます。

Webサイトのアクセス解析

アクセス解析ツールでは、Webサイトへ訪問したユーザーの状況や日時・デバイス・属性データ・サイト内で閲覧したページなどを蓄積し、分析します。サイトに訪問しているユーザーの流入元も分析できるため、マーケティング施策の効果測定にも活用されます。

また、ユーザー行動からサイトの現状を把握できるため、ボトルネックの発見やその改善を目指す場合も効果を発揮するツールです。アクセス解析ツールも種類が多く、データ分析機能はもちろんのこと、AIによる自動分析やWebサイトだけでなくアプリも合わせて分析するツールもあり、注力しているチャネルや市場に適したアクセス解析ツールの導入が求められます。

CRM(顧客管理)

CRMとは「Customer Relationship Management」の略称で、日本語で顧客関係管理と訳されます。CRMツールは顧客との関係性を管理し、顧客満足度と顧客ロイヤリティの向上を目的に導入されます。具体的には、顧客の基本情報や購買履歴、カスタマーサポートへの問い合わせ内容とその際の会話内容、営業状況の把握などの機能を持ち、顧客情報を部門の垣根を超えての管理が可能です。

顧客の状況や購買意欲、ロイヤリティに合わせた適切な訴求が行えるようになるため、顧客一人ひとりに合わせたマーケティングを実行できるようになる点が導入のメリットと言えるでしょう。また、マーケティング活動を全社的に実現できるため、組織全体の生産性向上にも貢献します。

CDP(顧客データ基盤)

CDPは「Customer Data Platform」の略称で、企業や組織内に存在する顧客データを統合管理・集約するためのツールです。
一般的に、Webサイトやモバイルアプリ、先述したCRMやMA、チャットボットなどで収集される顧客情報は、それぞれデータ形式が異なっており、それらを管理するためのツールも異なっています。こうしてさまざまなデータを参照して分析を行う際は、重複データの削除や形式統合の作業が必要です。
CDPは組織内で散らばっている顧客情報を一元化して管理し、顧客データ基盤を構築してくれます。1つのプラットフォームからすべての顧客情報にアクセス可能なので、データをスムーズに活用でき、顧客理解をより深められます。

DSP(デマインドサイドプラットフォーム)

DSPは「Demand-Side Platform」の略称で、インターネット広告を配信するプラットフォームを指します。DSPでは配信する広告の設計から広告枠となる媒体の購入、効果測定までのプロセスを1つのプラットフォーム上で実行できる点が特徴です。
DSPを導入することで、より細かなターゲティングの設定が可能になるため、広告主は「指定する媒体で、特定の属性に当てはまるユーザーに向けて広告を配信する」というマーケティング活動を効果的に展開できるようになります。DSPには外部のデータベースと連携する機能があり、例えばCDPやCRMと連携することで、顧客個人単位でのプロモーション活動も実装できます。自動的にインターネット広告の費用対効果を高められる点が魅力でしょう。

チャットボット

チャットボットは企業に対する製品やサービスに関する問い合わせに対して、まるで対人で会話しているように対応してくれるツールです。24時間体制が難しいカスタマーサポートをプログラムに置き換えて24時間実施できるようにしてくれるため、人的コストを削減してくれます。また、ユーザーのよくある課題を解決に導くことができるため、顧客体験を最適化するツールとしても期待されています。
CRMとの連携可能なツールも多く、各顧客に合わせて適切な対応を実現していけます。近年はAIを搭載したツールも開発され、より柔軟性のある接客が可能なチャットボットも増えてきました。

ECパッケージ

インターネット上で商品を販売するECサイトを構築及び運営するためには、「決算機能・受注管理・発注管理・顧客管理・商品管理・メール配信」といった機能が求められます。ECパッケージは、そういった機能を備えた複合的なショッピングカートシステムです。独自性のあるサイトを構築できるため、拡張性が高く、柔軟にカスタマイズ可能な点が最大のメリットでしょう。販売チャネルの運営に加えて、マーケティング・集客・顧客ロイヤリティ向上、コンテンツ管理などの機能も搭載されています。

BI(ビジネスインテリジェンス)

BIとは「Business Intelligence」の略称で、事業におけるパフォーマンスを最適化するために、各部署が蓄積している膨大なデータを収集・蓄積・統合・集計・分析・ビジュアル化し、ビジネスの意思決定に役立てるツールです。
企業が保有するデータ量はときにビックデータと呼ばれるほど膨大なものになります。そうした場合には「それらデータが別々のシステムで保存されているために、うまく有効活用できない」という課題が一般に発生しやすくなります。こうした課題を解決してくれるのがBIです。ビックデータの中から必要な情報を抽出し、顧客分析や購買分析、経営分析を行うことができます。BI導入はデータを有効活用した迅速な意思決定を実現してくれるでしょう。

ツールを横断したデータ分析にはマーケティングプラットフォーム

マーケティングテクノロジーはツールごとに役割や蓄積されるデータが異なります。しかし、すべてのデータがユニークなものであるわけでなく、重複するデータも含まれるため、ツールを横断した分析をするには重複を取り除く工程が発生してしまいます。その手間を省き、蓄積されたデータを効果的にマーケティング施策で活用するためには、ツール同士を連携・統合して可視化するマーケティングデータ分析プラットフォームを構築する方法がおすすめです。

例えば、ECパッケージとCRMを連携すると、より具体的な顧客情報を把握できるようになり、購入履歴に対して最適化したプロモーションが行えるようになります。さらにMAやDSPと連携すれば、プロモーションの結果も踏まえたチャネルの効果を計測してレポートを作成できます。
確たるデータがあれば自社のマーケティング改善をより迅速化・容易化していけるでしょう。マーケティング実績を把握しきれていない企業は、まずは全体像の可視化へ向けて、マーケティングプラットフォーム構築から始めてみてください。

まとめ

マーケティングテクノロジーは年々発展しており、ツールの数は今なお増え続けています。その中で自社の課題や組織体制、マーケティング戦略に適した機能を持つツールを選択する必要があります。
また、複数のツールを導入する際は、それらのデータを有効的に活用できるように、マーケティングプラットフォームを構築する方法が効果的です。マーケティング施策の効果を可視化するようにしておくことで、より最適な意思決定が行えるようになります。マーケティングの効果測定ができていないのであれば、まず全体像を可視化するマーケティングプラットフォームの構築を検討してみてはいかがでしょうか。

営業の現場力を鍛えれば、売上げが伸びる。そして、ビジネスが変わる。

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