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全国中小企業クラウド実践大賞

2018年度 コンテストレポート

株式会社心結

全国クラウド活用大賞加賀大会 加賀市長賞受賞

問い合わせから回答まで最長6時間かかっていたシフト組みをAIで一瞬に。

株式会社心結

株式会社心結

株式会社心結

業種:サービス業

従業員数:100人以下

クラウド活用人数:5人

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※本レポートは、総務大臣表彰 全国クラウド活用大賞決勝大会における10分間の最終プレゼンテーションの内容を元に
 構成したものです。

 みなさんこんにちは。ITとかクラウドのプレゼンの機会なのに、何で着物がと思われるかもしれません。このギャップでぜひ覚えて帰って頂けたらと思います。私は心と心を結ぶと書いて、心結(ここゆい)という事業を行っています。今回、このクラウドのプレゼンをさせて頂くのは、予約システムを開発した事によって、お客様がどれだけ便利になって、そして私たちスタッフもすごく便利になって、時間ができて新しい事業に取り組めて、すごい良かったよという事を伝えたいなと思ってきました。

 では、ちょっと事業の説明からさせて頂きます。私は今日石川県金沢市から来ました。金沢って皆さん分かりますよね。分からない方いたら教えて下さい。すぐご案内しますので。(笑)

 想像してみて欲しいんですけど、私の着物のレンタルという事業はですね、皆さん、奥様と結婚25周年、そろそろ子どもも育って、ちょっと二人で旅行でも行こうかなって考えていらっしゃる、そんなタイミングの時に、ぜひお電話を頂ければというのが、私の事業なんですが、金沢行こうよ、おいしいカニ食べて、温泉入って、何か着物のレンタルができるらしいよ、二人で着物着て、兼六園を歩いたり、東茶屋街を歩いたり、そんな風にゆっくり過ごさないかいと言ったら、奥様の目はもう輝くと思います。

 そんな風に女性を笑顔にすることで、旦那さんですとか、家族みんなが笑顔になるというのが、私の目指している会社です。私の会社は、新幹線で東京駅から乗って頂いて、2時間半、そこから歩いて5分なので、2時間35分で着きますのでぜひお越し下さい。

 来られる前にですね、まず観光本とかを見て、お電話したりですとか、奥様にプレゼンされると思うんですけれども、その時に、この日に行きたいから空いてるのみたいな風に予約を確認したいじゃないですか。

 その時に、前まではお電話ですとか、メールフォームから何日の何時に行きたいんだけどというご連絡を頂いてました。お電話の場合は、少々お待ちくださいと言って、2,3秒保留にして、大丈夫ですよと言えていれば御の字だったんですけれども、実はですね、予約を入れていいのか分からんというような複雑怪奇な予約の取り方になっておりまして、お客様にお電話を頂いたのが10時、でも、この時間で受け入れられないので、9時半にしていただけませんかとレスをしたのが、4時。実に6時間もお客様をお待たせして、やっと予約の調整が出来ていたという状況になっていました。

 こんなにお待たせするのはまずいですし、私たちもストレス。そしてお客さんにとっても、金沢行こうと思ったら、まず宿を取るんですね。どこ泊まろうかなって宿を取って、着物あるって聞くし着物を取ります。その次何を食べるとか、どこに行くとか、タクシーはどうするってその後の予定を決めたいけれども、これが一つ押さえられないと、決められないと。なんで早くレスしないのよっていう所がありました。

 これを何とかしなきゃいけないなと思って、飛び込んだのが石川県産業創出支援機構さんという、私たちのお助けマンの所です。ITコーディネーターの方に紹介していただいた、NJCさんという女性社長の会社さんと一緒に、システムを開発する事になりました。

 システムの開発にあたり、私たちがどんな風に業務を行っているかから、まず洗い出しをしようという事になりまして、まず着物を選ぶんですけど、帯が何だとか、何がどうだとか、女性は30分くらいかかるんですが、その時間が15分のものもあれば30分のものもある。髪型にもよって15分のもの、30分のものもあります。それぞれ一つの事象でもそれぞれにかかる時間が違う。

 後はお客様は兼六園とか東茶屋街、着物が似合う町でカメラマンに写真を撮って欲しいというニーズがあるんですね。そしたら私はパートナーのカメラマンさんたちに連絡をして、この日空いてますか、空いてるよ、じゃあ行くねと、ダメやわと一件一件調整していました。

 それでこういう複雑怪奇な予約をしておりました。見てもらうと分かるような分からないような、まず手書きで電話を受けたり、フォームのデータを書き出します。一人の予約はその後3人に分かれます。というのも、奥さんと旦那さんと娘さんとか。3人で来るパターンとかも多いんですね。それぞれの動き、お店の中での動きを分析して、それを予約にする。だから返事をするのに6時間かかるっていう状況でした。

 この時、私、予約の手帳とエクセルなので、パソコンとA4のファイルをずっと持ち歩いて、休みの日もずっと電話を取ってという、365日営業を5年間くらいやってました。それがもう出来なくなったのが2015年、北陸新幹線が着いて1日に200人くらい着物を着せるようになりました。

 もう無理もう無理もう無理、ってなりまして、ちょっとこれは何とかしないといけないとなって、こんな風になりました。

 お客さんは楽天の宿の予約と同じように何日に行きたい、例えば9時なら後8人いいですよ。9時半なら後6人入れますよっていう事が全部見えるようになってます。奥さんと一緒にじゃあ朝ごはん食べて、10時に行こう、あと4人って書いてあるからOK、ポチポチと押します。

 その後、プランも選べるんですが、ちょっと若い子向けの着物にする、加賀友禅っていう石川県の伝統工芸、この加賀友禅も覚えて帰って欲しいんですけど、これを選べます。選んでくれたことで予約が完了です。これで終わりなのでお客さんからしたら次この後金箔貼りに行こう、お箸作ろう、後はすごく美味しいお寿司の街なのでお寿司食べに行こうっていう事ができます。

 これ今度は内側です。すごく便利になったのは、スタッフのタスク、どんな風にお客様の接客をするかをAIが自動でやってます。寝てる間全部AI君がシフトを組んでいます。それもこの子人工知能なので、私たちが最初は修正修正ってしていましたが、だんだん修正が要らなくなってくるんですね。それぞれのスタッフのタスクを事前に登録しておくことで、簡単に予約のタスクの振り分けもできるようになります。

 敢えてはいいませんが、これが生産性向上ってやつに繋がったのではないかと思っています。私はあんまり数字が得意ではないので、何とも言えないのですが、実感としてすごく時間が作れたなと思います。この時間が作れたことによって、お客様の側に立つことが出来たんですね。

 今日、何食べてきたんですかって聞いたら、のどぐろ食べてきたよと。のどぐろってあの錦織圭君で有名になった、のどぐろなんですけど、それを着物とセットでのどぐろランチのプランを作ったら売れるかもとか、お客様のニーズに教えて頂いて、育てて頂いているというような状況です。

 そういう創造的な事が出来る時間が増えました。新しい事に挑戦するのはやっぱり不安ですが、そういう新商品を思いついて作る時もマスタを作って頂いているので、業者さんに発注しなくても自分たちでポチポチポチと予約システムを触っていくことで、新しいプランにも果敢に挑戦してすぐに売り出しというような事ができるようになります。

 今日私がこのプレゼンの機会を頂いたことは、金沢の宣伝というのと、この予約システムのすごさというのを知って頂けたらなと思いました。今、生産性、生産性って叫ばれる中、女性の雇用という所もすごく大切になってくると思います。

 子供の病院に行ってから出社するよとか、今日は部活の送りがあるから午後休みとか、そういう事がこのシステムだと一目瞭然で入れることが出来るんですね。このシステムは理容室とか私みたいな着物レンタル屋さん、後は工場ですとか先ほどアイディア頂いたんですけどマッサージの業界もいいかもしれないねとか色んな風に可能性が広がるシステムになっているかなと思います。

 これから育てていって、色んな人に使ってもらう事でこれからの時代に合った働き方ができるのではと思っています。拙い話でしたが、今日はありがとうございました。

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