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全国中小企業クラウド実践大賞

2018年度 コンテストレポート

株式会社友安製作所

全国クラウド活用大賞八尾大会 八尾市長賞受賞

無料のクラウドを中心に多くのツールを用途別に使い分け、急拡大の歪を埋める深いコミュニケーションを実現

株式会社友安製作所

株式会社友安製作所

株式会社友安製作所

業種:製造業

従業員数:100人以下

クラウド活用人数:56人

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※本レポートは、総務大臣表彰 全国クラウド活用大賞決勝大会における10分間の最終プレゼンテーションの内容を元に
 構成したものです。

 株式会社友安製作所の友安と申します。当社創業が1948年ですね、設立が1963年の、名前で友安製作所とあるように、俗に言う町工場でした。本社が、大阪府八尾市というところにありまして、事業内容としては線材加工品っていう針金を曲げて作るような商品、簡単に言うとキーホルダーの丸い部分とかそういうのをずっと作っている会社で、ここに書いてあるインテリア、DIYの商材の製造販売とかは、2004年に私が会社に入ってから始めた事業になります。それまではですね、線材加工品一本でやってたんですが、全盛期30人くらいいたスタッフも、私が入った頃には6名ということで、平均年齢も60オーバーですね。

 俗に言う、限界集落というか、父親にインターネットあるよと言ったら、全然違う電話線であったり、PCあるよと言ったらこれがですね、タイプライターみたいなやつであったりとか、本当にITとはかけ離れた会社でした。

 私が2004年に入ってからですね、インテリアの商品を販売する事業を立ち上げました。元々カーテンフックという線材加工品をカーテンのメーカーさんに卸していた事と、私が、高校大学大学院とずっとアメリカにいた事もあって、海外から商品を仕入れて来て売るというビジネスモデルを2004年に始めました。

 運が良い事に、すごい順調に伸びまして、当時私一人で始めたんですが、徐々にスタッフも増えてきて、2011年にECショップの方もは1日の出荷数が約100件を優に超えるようになってきた時に、ちょっと課題に当たったんですね。スタッフの受注処理の作業でもかかりっきりになって、お客様サービス等も疎かになる。

 手作業で打ち間違え、対応漏れが起こりやすい、ミスが起こることで、更にアフターフォロー、その後アフターアフターフォローということで、更に作業が増える。これらの課題を解決するために、受注管理のシステムをAPIのクラウドのシステムを入れようかという事で、助ネコというASPのクラウドを導入致しました。

 当初はですね、まだ10名くらいのスタッフでしたので、平均年齢も高く、こういうものを導入するのに、すごい懐疑的な事とかですね、めんどくさいとかですね、怖いという声があったんですが、実際に先ほど皆さんがおっしゃってたように導入のコストが1ヶ月無料とかですね。

 そういった所で色々をテストして、私自身が無理矢理というか強制的に導入をいたしまして、導入前は出荷指示を出すのにスタッフ2人で2時間、手書きです。注文承諾メール、これも銀行振り込みなのかクレジットカード決済なのかとか、しっかり見て、それぞれのメールを送るのに2時間で一人とか、もちろん手書きの送り状の作成なので、ペンだこができるくらいですね、大変な作業をずっとやっていまして、一番時間がかかったのが、発送メールの送信ですね。送り状番号を運送会社さんの番号をそれぞれのメールに全部入れていくと。本当に夜中の作業までなってまして、100件の受注作業に12時間これも大きい時間ですね、やってました。

 助ネコ導入後は、これは自動で全て振り分けをしてくれるので、銀行振り込みはそれのメールが一括送信されますし、出荷指示書、出荷に対する指示書ももちろん当たり前ですが自動で出ますし、ピッキングリストも出ます。それぞれの運送会社のAPIにそのまま連動してますので、手書きではなく絶対間違いない送り状の住所が送られる。

 さらに送り状のトラッキング番号が付いた配送メールも自動で送れるようになりまして、本当に一日に出荷、最近はですね、600件から1000件という形なんですが、一人のスタッフでも2時間で終わるようになりました。

 もちろんこれ今皆さんプレゼンをされているのは、クラウドの利用って何のためにって言う事で色々お話されているんですが、基本的には時間の短縮であったり、ミス軽減であったり、業務効率を上げて違うことに時間をかける。もちろん私自身ずっと2011年から使ってまして、そうだと思ってたんですが。

 当社ではですね、ちょっと違うんじゃないか、もっと違うクラウド活用があるんじゃないかということで、人軸で考えるクラウド活用っていうのを2013年くらいから行っております。

 なぜかというと、当社、運が良い事にいろいろインターネット売上げが伸びたこともあって、事業の展開を増やしたんですね。ネットショップの数を増やしたりとか、東京で事業所をオープンしたり、カフェをオープンしたり、台湾に進出したりですね。既存の事業を大幅に拡大しました。

 その分従業員が増えて、多店舗を行っていく中で直面して離職率が30%以上、基本的にみんなが何をしてるかわからない疑心暗鬼の中で仕事をすることによってですね、コミュニケーションっていうのがすごく低くなりました。そこでストレスがあって皆が結構辞めていくんですよね。そこで僕が導入したのがこのクラウドツールですね。

 メールワイズ、Googleプラス、ハングアウト、slack、sansan、後はチャッターとかですね。そこを入れたんですけれども、メールワイズで簡単に言うとメールを共有化したことで、OJT、新しい人に教える時も(メールの書き方の指導が)メモ付きでできますので、誰がいつどういう状況でメールをお客様に送信したか、一括でわかるようになりました。

 当社では日報をGoogleプラスで上げてますので、facebook感覚とかですね、今後Googleプラスが終わってしまうので、facebookの方のワークプレイスに移行しようと思っているんですが、簡単にコメントとか、いいねがつけれるようになるので正社員のモチベーションアップとかですね、クラウドに対する、何て言いますか、敷居をここで低くしております。そこで低くしたことで業務全体が低くならないようにslackでですね、業務に関することは基本的にはすべてslackでと。

 あと何か面白いことがあったら、そういうのはGoogleプラスとかワークプレイスでやるけど、基本的な業務は全部slackでやろうということでチャンネルをすごく大きく増やしてですね、スムーズに業務の連携や相談ができるようになりました。後は拠点が増えたことによってコミュニケーション、先ほど出張費という話が出たんですが、私たちも出張費すごく馬鹿になりません。

 そこでGoogleハングアウトで常時ですね、これ実は「おーい」と東京で言ったら、「おーい」と分かるように、常に繋げております。部署毎で繋げているので、基本的には朝礼やミーティングを同時に開催することもあって、コミュニケーションが確実に行えるようになりました。

 後はsansanを入れてですね、名刺データを社内で共有するとともに、右側にありますように、社内のどういう方にお客さんに営業をしたかというのが、簡単に分かるようになってます。このように当社はですねシステムを一元化するのではなくて複数のツールを導入して、いいとこどりをして活動しています。

 情報に合わせてそれぞれのツールを見に行く必要ってあるんですけど、一元化された中から情報を探すより、私たちは効率が高いのではないかなと思っています。情報あえて分散することで、知りたい人が知りたい情報をスムーズにアクセスできるというメリットもあります。

 そういったことでですね、私たち、離職率31%であったのが、今では5%になっています。定着率が上がったことで売り上げもですね、2007年には11億を超えて、今期は13億を目途にしていまして、社員6名からですね、今は89名になって、新事業の立ち上げとか、生産性、業績も順次上がってきています。これを当社の社内だけで留めておくのはもったいないという事で、八尾市と70社以上の中小企業が連携しているコンソーシアム、みせるばやおで、私理事をさせて頂いているのですが、そこの中でkintoneを使ってまして、ワークショップをやったり、

 通常会って話すことが出来ない人達とオンライン上でコミュニケーションを取り、ワークショップのセットアップとかをやっていってまして、私としては、自分がどれだけこういうクラウドで業績が伸びたかということを伝えることによって、八尾市の中小企業の人たちもクラウドを使っていただいて、今後もっともっと伸びていくように働きかけております。

 これからですね、コミュニケーションという部分で活性化して、更に風通しの良い、働きやすい職場作りに今後も取り組んでいきたいと考えております。ご静聴ありがとうございました。

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